ビクトリアは本当に美しい街でした
ビクトリア大学/2016年4月/8ヶ月/匿名さん
Q.プログラムに参加した理由は?
私の今回の留学の目的は、語学力の向上とかけがえのない時間を経験することでした。私は将来、英語教員を志望しており、英語で子どもたちに楽しい授業をしたいと考えています。そのための英語運用能力を上げるため、そして私の未来の生徒に、私が経験したことを、私が経験してそこから学んだことを伝え、生徒の将来の夢の選択肢を、価値観を広げるために、教育実習へ行く前に留学を決意しました。
Q.研修国を選んだ理由は?また、実際に行った感想は?
ビクトリアという街は、本当に美しい街です。私がビクトリアを選んだ理由は、ただ単に「気候が日本と似ているから」という理由でした。私がビクトリアで1番好きな季節は、春から夏にかけてです。4月から8月くらいまででしょうか。春にはビクトリアが花で溢れます。花いっぱいのビクトリアはとても美しく、外もぽかぽかしているので、外に出たくなります。夏は湿度がなく、日本で感じるようなむしむしとした暑さはありません。夏でも、夜は寒かったので、カーディガンなどを持っていくことをお勧めします。この春から夏にかけての時期は、ほとんど雨が降りませんでした。9月からは雨の日が多い印象があります。「日本と気候が似ている」から来たビクトリアですが、今年は異常気象だったらしく、何日か大雪が降りました…耳が痛くなるほど寒かったです。
Q.学校の周辺の環境について教えて下さい。
街の雰囲気ですが、田舎で治安は良かったです。公共交通機関はバスしかありませんが、バスではビクトリアならではの素敵な文化があります。バンクーバーやソルトスプリング島へもフェリーですぐに行けます。
Q.学校(又は研修先)やクラスについて教えて下さい
私はビクトリア大学(Uvic)の付属のESLに8ヶ月間通っていました。
ELPIというプログラムは最初にレベル分けテストがあります。レベルは下から100、200、300、410、490、570、UAPと分かれています(UAPは大学進学コース)。
私は最初、410のクラスに分けられたのですが、410で1週間ほど授業を受けた後、先生に呼び出されて、クラスのレベルを上げないかと背中を押してくれて、再度スピーキングテストを受け、490のレベルのクラスに上がりました。私のように、最初の1週間ほどは、先生の判断で何人かの生徒はクラスが上がったり下がったりしていました。授業の内容は、本当に先生に寄りけりです。ただ一つ言えることは、宿題が多いこと、プレゼンが多いことです。私はELPIというプログラムを2回取って、490レベル、570レベルのクラスを経験したのですが、クラスのレベルが上がるほど、プレゼンが多い印象でした。週に1度は必ずしていました。フィールドワークもあり、現地のミドルスクールを訪問したり、ボランティアをしたり、ゴーストツアーなんてのも先生が計画してくれました。レベルが上がるほど授業は楽しかったです。
Q.放課後や週末は誰と何をして過ごしましたか?
日本食のレストランも当たり外れがありましたが、美味しいところもたくさんありました。私のお勧めは「Senzushi」「Koto」「うちだ食堂」です。少し高いですが、日本食が売っている食料品店「Fujiya」もあります。また、水曜日にはダウンタウンにあるパブのチキンウィングスが半額になります。美味しかったのでほぼ毎週のように友達とパブへ行っていました。Uvicのパブは、木曜日に半額になります。
Q.学校のアクティビティに参加しましたか?
私は、このビクトリアで過ごす時間を有意義に過ごすために、いろんなことにチャレンジしました。そのうちの1つがボランティアです。Uvicではボランティアの機会があれば募集をかけてくれます。ダウンタウンで行うマラソンのボランティア、ダウンタウンで行うパレードのボランティア、日系フェスティバルのボランティアなど…募集がかかれば全て応募しました。ボランティアをすることによって、現地の人と話すチャンスがたくさんありました。また、自分でも教職に関するボランティアを探して、ボランティアをしていました。ネットで探したり、Volunteer Victoriaという事務所へ訪れて、話を聞いたりしました。
Q.滞在先はいかがでしたか?
初めの3ヶ月はホームステイ、その後の2ヶ月は寮、最後の3ヶ月はアパートを借りてルームシェアをしました。私のホームステイ先は一言で言えば「ハズレ」で、食事代を払っているにも関わらず、ご飯を作ってくれない家でした。ホームステイ先の良し悪しは本当にその家族に寄りけりです。友達のホームステイ先は、子どもがいて、犬がいて、週末はいろんなところへ連れて行ってくれ…という所もありましたが、私の場合は、ご飯は作ってくれない、趣味のガーデニングを興味もないのに手伝わされる、1ヶ月ホストマザーが不在(ホームステイなのに、ルームメイトと1ヶ月暮らすことがありました)など、あまり良い環境ではなかったです。夏は、プログラム付属の寮に住みました。寮に移る前のホームステイ先の環境が良くなかったため、寮はそれに比べたら良かったなと思っています。Uvicの寮は、お風呂とトイレが共用で、ご飯は学生証にお金が振り込まれ、カフェテリアでご飯を食べます。夜には寮のラウンジで友達と集まってお喋りしたりする時間はとても楽しかったです。夏のプログラムが終わり寮を出た後は、ホームステイ先に戻るつもりでカナダに来たのですが、ホームステイ先には戻りたくなかったので、アパートを借りてルームシェアをしました。アパートは友達に紹介してもらいました。ホームステイ先が嫌だという私と同じ環境の日本人の女の子に出会ったので、その子とルームシェアをしました。しかし日本人同士なので、話すとき、LINEをするときには必ず英語を使うというルールを決めて生活していました。同じ国の出身の子とルームシェアをするのに少し抵抗はありましたが、文化が一緒なので、とても暮らしやすかったです。英語で話すルールを2人ともきちんと守ったので、快適に過ごせました。
Q.今回の語学研修を通してのどのようなことを得ましたか?
ビクトリアで過ごした時間は言葉に表せないくらい有意義な時間でした。私は自分からたくさん動いて8ヶ月間を有意義な時間にしました。留学に行っても、現地でぼーっとしていれば、それは日本にいても何処にいても変わらないと思いました。この度は、留学の手配をして頂き、本当にありがとうございました。